耳の症状
耳の症状

みみは、体の外から中に向かって、外耳、中耳、内耳に分かれています。外耳~外耳道~鼓膜で音を集め、中耳にある耳小骨という小さな3つの骨を伝わって、内耳にある耳の神経(かたつむりのようにみえるので蝸牛といいます)に音が伝わるようにできています。
内耳には前庭や半規管と呼ばれる平衡感覚をつかさどる器官も含まれています。みみからのめまいはこれが障害されて起こります。
顔面神経も聞こえの神経と一緒に内耳~中耳を走行しています。これに炎症が起こると顔面神経麻痺が起こります。
耳の痛みは、外耳・中耳に炎症や感染、外傷が起きた際にみられる代表的な症状です。多くの場合、耳の中を診察すると赤みや腫れ、耳だれなどの異常が確認できます。
しかし、帯状疱疹ウイルスによる感染症では、見た目に異常がない段階から強い耳の痛みが出ることがあります。また、まれに自己免疫疾患による中耳炎や、耳の周囲の血管炎(側頭動脈炎)によって耳痛が起こるケースもあります。
耳の痛みが強い、長引く、発熱や顔面のしびれを伴う場合は、早めの耳鼻咽喉科受診が重要です。
耳のかゆみは、外耳の皮膚トラブルが原因となることが多い症状です。耳掃除のしすぎによる皮膚の傷、乾燥、アレルギー反応などがきっかけになることがあります。
かゆみが強く、掻くことで皮膚が傷つくと、細菌や真菌(カビ)が感染し、外耳炎を悪化させてしまうこともあります。慢性的な耳のかゆみは、自己判断での処置を避け、原因を正確に調べることが大切です。
耳から血が出る、あるいは膿や液体が出る状態を「耳だれ」と呼びます。外耳炎や中耳炎が進行すると、炎症によって出血や膿が生じることがあります。
慢性的な耳だれは、鼓膜に穴があいている可能性もあり、放置すると難聴の原因になることがあります。血が混じる耳だれ、悪臭を伴う場合は、早急な診察が必要です。
耳や耳の周囲が腫れる、赤くなる、発疹が出る場合、感染症や皮膚疾患が疑われます。
特に帯状疱疹では、耳の痛みの後に水ぶくれ状の発疹が現れることがあります。
腫れが強い、痛みを伴う、顔面神経麻痺を伴う場合は、早期治療が非常に重要です。
聞こえが悪くなる原因は多岐にわたり、外耳・中耳・内耳・神経のいずれかに異常がある可能性があります。急に聞こえが悪くなった場合は、突発性難聴など緊急性の高い疾患の可能性があり、早期治療が重要です。
一方、徐々に進行する難聴は、加齢や慢性中耳炎などが原因となることがあります。
耳がふさがったように感じる症状は、耳垢や中耳の圧変化が原因となることがあります。
風邪や鼻炎、鼻副鼻腔炎に伴って耳管の働きが悪くなると、耳の詰まり感を自覚することがあります。
長引く詰まり感は、難聴のサインである場合もあるため注意が必要です。
耳鳴りは、「キーン」「ジー」といった音が聞こえる症状で、実際には音源が存在しません。
難聴に伴って起こることが多く、ストレスや自律神経の乱れが関与することもあります。
耳鳴りが突然始まった場合や、難聴やめまいを伴う場合は注意が必要です。
めまいは、耳の奥にある平衡感覚の異常によって起こることが多い症状です。
回転性めまい、ふらつき感など、感じ方には個人差があります。
耳の症状を伴うめまいは、耳鼻咽喉科での診察が重要です。
小さなお子さまでは、おもちゃやビーズを耳に入れてしまうことがあります。
無理に取ろうとすると、耳の中を傷つける危険があります。異物が入った場合は、速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。
聞こえにくさを感じ始めたら、補聴器の検討も重要な選択肢です。
耳鼻咽喉科では、医学的な診断に基づいた補聴器相談が可能です。
適切な補聴器を選ぶことで、生活の質(QOL)の向上が期待できます。
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